2011/07/02(Sat) 08:
22:14
開始日:2012年6月30日
開始年齢:3歳3カ月
投与サプリメント:サントリーウエルネス製 アラビタ 1日2粒
投与方法:夕食後、陶器製のおちょこにフルーツ牛乳を10ml程度入れ、電子レンジ500wで7秒ほど加熱、温かくなったジュース内に錠剤を投入する。しばらく外側のカプセルが解けるのを待ち、カプセルが溶けだしたらつまようじでつついて中の液体を出す。中身が出たらカプセルは取り出し、ジュースをつまようじで混ぜて飲ませる。飲み終わった後は、おちょこの周囲に付着した油をなるべく残さないように、もう1杯フルーツ牛乳を注いで飲ませ、最後はなめとるようにして、ロスがないように注意する。

↑サントリーウエルネス アラビタ
★投与経過★
7月1日(開始2日目)
昨晩初めての投与、一晩たった息子。まだ変化はみられないだろうと思いつつも、息子の振る舞いが気になる1日。前日までとちょっと違いを感じたのはマイナス方向への変化…。今日の息子はちょっといつもよりコントロールしにくい日。毎朝幼稚園に登園する前に行っている風船キャッチボールも集中せず、また、帰宅後の制服の片づけなども、いつもよりダラダラ感が目立つ。夕刻、父親が帰ってくるといつも以上にハイテンションでしゃべりまくる息子。散歩中に「お父さんとお母さんと●ちゃん(妹)とみんなで手をつなごう♪」などと、いつもは言わないような提案をしたりする。このコントロールしにくさとハイテンションはちょっと久しぶりな感じ…良くも悪くも。まあ、これはまだアラキドン酸の効果と関連づけるには早すぎるので、一喜一憂せず長い目で見ていきます。
以下、随時気になることがあればアップしていきたいと思います。
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アラキドン酸サプリメント、その後ほぼ1年投与し続けました。
1年を経過するころにはすっかりカプセルを飲むことが上手になった(←そこ?w)息子。(カプセルオープンは半年ほどで卒業しました。)
…して、皆様の知りたいことはこれにつきますよね?
果たして、アラキドン酸サプリはアスペルガー児に効果があったのか?
個人的には…
…
…
本人の成長のペースを著しくあげるような効果はなかったと思いました。
…残念、ですかね??
ここは考え方次第の部分だと思います。
アスペルガーであろうと、自閉症児であろうと、他の子供と発達の順番が違うだけで、成長します。1年経つと、できなかったことが随分できるようになりましたが、それは当然なのです。
アラキドン酸を飲まなかった息子と、飲んだ息子を同じ条件で科学的に比較したわけじゃないので、サプリとしての効果は本当のところはわかりません。
ですが、実感として、例えば「今日はアラキドン酸を飲み忘れたから駄目ね~」とか、「飲み始めてから明らかに協調性が高まったわ!」といったあからさまな効果はわからなかったということなのです。そんな理由で、サプリの摂取は1年ほどでやめてしまいました。
そもそもアラキドン酸サプリメントは、高齢者の物忘れやうっかりなどの予防に効果的という売り文句で販売されているサプリメントです。(現在サントリーウェルネスでは息子の飲んでいた「アラビタ」はなくなり「オメガエイド」という商品にアラキドン酸が含まれているようですね。)
もしかすると、ほんのちょっぴりな部分で、サプリの効果で一日の生活の中の認知度が上がっていたりはしたかもしれません。
(たとえば、幼稚園でみんなの輪から脱走する回数が3回→2回とかになっていたかもしれません。)でも、それは明らかな形として周囲には認知されずに終わってしまいました。
今ここまで読まれた方は、アラキドン酸サプリはダメなのかな?と思ったかもしれません。
でももし、発達障害に該当されている方が大人の方であるならば、私だったら「試してみたら?」というかもしれません。
もしかしたらご本人なら「今日は頭がはっきりするかも?」と判断できるからです。
一方で、サプリを飲ませたい方がお子さんだった場合は、私は「今は無理して飲まなくていいよ、お金もかかるし、小さい子にはまだサプリはいいよ」というと思います。もしかしたら、飲ませたことで、その日の認知度は数%は上がるかもしれませんが、それは本人はもちろん、周囲にも気付かれないレベルである場合がほとんどであるし(うちは全くわからなかった)、長期的視点で子どもの成長を促したとは思わなかったからです。
しかし、ネットで知り合ったアラキドン酸を飲ませていた親御さんとのメールのやりとりでは、その親御さんは効果を少し感じておられると言っておりましたので、効果がないと思ったのは我が家の場合だけかもしれません。
結局…
信じるか信じないかはあなた次第…
って、適当な結びですみません。
でも時にはそんなお気楽さがないとやってられないです。(だって必死に1年すがったけどわかるほどの効果がなかったんだもん。)
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2011/07/02(Sat) 07:
40:06
2010年11月のこと、こんなニュースが耳に飛び込んできました。「自閉症などのコミュニケーション障害の症状がアラキドン酸を投与することで改善した」というニュースです。なんですって!?…こういう化学的アプローチにはちょっと警戒してしまいますが…。 …警戒しつつも、もしサプリメントを飲ませることで息子の症状が緩和されるのだとしたら…。この誘惑は半端ないです。
まずは2chなどを覗いたり、知恵袋を覗いたりしつつ、周囲の様子をチェック…それなりに話題にはなっているけれど、細かい議論はされても「やってみる」「やってみた」の声はなかなか聞かれず…。一方でアラキドン酸はアトピーを引き起こす副作用があると言われているのもわかりました。
基本は普通の食事からアラキドン酸を無理なく摂取できたら一番いいに決まってます。まずは食事でアラキドン酸を摂取する方法を検討しました。…しかし…研究で示されている量を食事を介しての摂取でクリアするのは不可能だとすぐわかりました…撃沈。(鶏卵やレバー、ブリなどにアラキドン酸は比較的多く含まれます)。
次に、研究でも使われたサントリーウェルネスのアラビタのサンプルを取り寄せてみました。そのサプリメントの正体を見てみたかったのです。赤っぽい透き通った液体が入っているカプセルです。息子は3歳、まだ錠剤は飲めません。どうやって中身を取り出したらいいのかなぁ…と、カッターや包丁で傷をつけてみますが、カプセルは超頑丈…うーん。とりあえず無理やりこじ開けると、今度は激しく赤いオイルが登場(アスタキサンチンの色)、何か他の食べ物に混入させようにも周囲への付着がすごく、カプセルなしではあげにくい…ここでギブアップ。(魚のオイル系の匂いがしました)
↓これがサントリーウエルネスのアラビタです。


この二段階ギブアップで一旦はこの話は立ち消えになっておりました…。そしてあれから半年ちょっと。ある日ふとアラキドン酸の話を思い出し、ネットで検索。そろそろ試した人がいるのでは…?
…いましたよ★某ブログへの書き込みで「これから3歳の息子に投与します」との文言を発見!しかも、その書き込んだ方はメルアドを残して書き込んであったので、ダメ元でメールを出してみました。「効果とかありましたか…?どうやって錠剤飲ませてますか…?」すると!返事が来ました。有り難きネット社会。詳細はプライバシー上、書きませんが、投与4ヶ月、少しは効果を感じておられるようでした。そして、私がつまずいたカプセルオープンの方法は、「ジュースにカプセルを投入、電子レンジで7秒程度で取り出して、竹串でつついて中味を取り出す」とのことでした。なるほど!
方法や他の方の体験談を聞いて、だんだん「やってみようかな…」という気持ちになってきました。その場合、やっぱり研究元に問い合わせをしておきたいな…とのことで、例の研究をしていた芦屋大学に問い合わせをしました。すると、研究をされた油井医師の連絡先を教えて下さったので早速連絡。油井医師に息子の様子を知らせると「軽度のアスペルガー障害でしょう。個人差はありますが、対人面で効果がみられると思います」ということで、1日2錠を3ヶ月~目安に服用することを勧められました。ちなみにネットでお知り合いになった方も油井医師と話をされたそうですが、同じ3歳にもかかわらず、勧められたサプリメントの分量や期間が若干違いました。これはこの半年の間に油井医師の見識が変わったのか、症状等に合わせての調整なのかはわかりません。ちなみに油井医師はカプセルオープンについては「お湯につけて中味を取り出す」と教えて下さいました。
念のため…サプリメント発売元のサントリーウェルネスにも問い合わせてみました。サントリーウェルネスでは、子供へのサプリメント服用を勧めないとのスタンスなのはサンプル取り寄せの時から知っていました。そしてアラビタも、小児には飲ませないようにとされています。…なので、アラビタを息子が服用するとは言えず、「カプセルだと飲みにくくて…」と無理やりカプセルオープンについて問い合わせてみました。サントリーウェルネスの担当者さんは、確かにお湯などでカプセルを溶かして中を出すことはできるが、油なので周囲への付着も激しく、また、空気に触れて酸化する可能性もあるのでカプセルオープンはなるべくやめて下さいとのこと。そりゃそうでしょうね…。
賛否両論あるかと思いますが…ウチはこれからアラキドン酸投与、やってみます。そしてまたここに詳細をアップしますよ!油井医師はアラキドン酸を摂取してるからと安堵せず、社会適応訓練を続ける必要性も説いていらっしゃいました。療育を続けながらアラキドン酸投与を進めましょう。
コミュニケーション障害に悩む方々は日本だけでも相当数おられるかと思います。中にはこのやり方に否定的な方もおられるでしょう。ましてやウチの息子は3歳。早すぎるといえば早すぎです。でも、藁をもすがりたいという自分の本音、突き進みます。皆様、お手柔らかに…。
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まずは2chなどを覗いたり、知恵袋を覗いたりしつつ、周囲の様子をチェック…それなりに話題にはなっているけれど、細かい議論はされても「やってみる」「やってみた」の声はなかなか聞かれず…。一方でアラキドン酸はアトピーを引き起こす副作用があると言われているのもわかりました。
基本は普通の食事からアラキドン酸を無理なく摂取できたら一番いいに決まってます。まずは食事でアラキドン酸を摂取する方法を検討しました。…しかし…研究で示されている量を食事を介しての摂取でクリアするのは不可能だとすぐわかりました…撃沈。(鶏卵やレバー、ブリなどにアラキドン酸は比較的多く含まれます)。
次に、研究でも使われたサントリーウェルネスのアラビタのサンプルを取り寄せてみました。そのサプリメントの正体を見てみたかったのです。赤っぽい透き通った液体が入っているカプセルです。息子は3歳、まだ錠剤は飲めません。どうやって中身を取り出したらいいのかなぁ…と、カッターや包丁で傷をつけてみますが、カプセルは超頑丈…うーん。とりあえず無理やりこじ開けると、今度は激しく赤いオイルが登場(アスタキサンチンの色)、何か他の食べ物に混入させようにも周囲への付着がすごく、カプセルなしではあげにくい…ここでギブアップ。(魚のオイル系の匂いがしました)
↓これがサントリーウエルネスのアラビタです。

この二段階ギブアップで一旦はこの話は立ち消えになっておりました…。そしてあれから半年ちょっと。ある日ふとアラキドン酸の話を思い出し、ネットで検索。そろそろ試した人がいるのでは…?
…いましたよ★某ブログへの書き込みで「これから3歳の息子に投与します」との文言を発見!しかも、その書き込んだ方はメルアドを残して書き込んであったので、ダメ元でメールを出してみました。「効果とかありましたか…?どうやって錠剤飲ませてますか…?」すると!返事が来ました。有り難きネット社会。詳細はプライバシー上、書きませんが、投与4ヶ月、少しは効果を感じておられるようでした。そして、私がつまずいたカプセルオープンの方法は、「ジュースにカプセルを投入、電子レンジで7秒程度で取り出して、竹串でつついて中味を取り出す」とのことでした。なるほど!
方法や他の方の体験談を聞いて、だんだん「やってみようかな…」という気持ちになってきました。その場合、やっぱり研究元に問い合わせをしておきたいな…とのことで、例の研究をしていた芦屋大学に問い合わせをしました。すると、研究をされた油井医師の連絡先を教えて下さったので早速連絡。油井医師に息子の様子を知らせると「軽度のアスペルガー障害でしょう。個人差はありますが、対人面で効果がみられると思います」ということで、1日2錠を3ヶ月~目安に服用することを勧められました。ちなみにネットでお知り合いになった方も油井医師と話をされたそうですが、同じ3歳にもかかわらず、勧められたサプリメントの分量や期間が若干違いました。これはこの半年の間に油井医師の見識が変わったのか、症状等に合わせての調整なのかはわかりません。ちなみに油井医師はカプセルオープンについては「お湯につけて中味を取り出す」と教えて下さいました。
念のため…サプリメント発売元のサントリーウェルネスにも問い合わせてみました。サントリーウェルネスでは、子供へのサプリメント服用を勧めないとのスタンスなのはサンプル取り寄せの時から知っていました。そしてアラビタも、小児には飲ませないようにとされています。…なので、アラビタを息子が服用するとは言えず、「カプセルだと飲みにくくて…」と無理やりカプセルオープンについて問い合わせてみました。サントリーウェルネスの担当者さんは、確かにお湯などでカプセルを溶かして中を出すことはできるが、油なので周囲への付着も激しく、また、空気に触れて酸化する可能性もあるのでカプセルオープンはなるべくやめて下さいとのこと。そりゃそうでしょうね…。
賛否両論あるかと思いますが…ウチはこれからアラキドン酸投与、やってみます。そしてまたここに詳細をアップしますよ!油井医師はアラキドン酸を摂取してるからと安堵せず、社会適応訓練を続ける必要性も説いていらっしゃいました。療育を続けながらアラキドン酸投与を進めましょう。
コミュニケーション障害に悩む方々は日本だけでも相当数おられるかと思います。中にはこのやり方に否定的な方もおられるでしょう。ましてやウチの息子は3歳。早すぎるといえば早すぎです。でも、藁をもすがりたいという自分の本音、突き進みます。皆様、お手柔らかに…。
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